2018年7月14日土曜日

【鎌倉YMCA】健康コラム~暑さ指数編~

暑さ指数(WBGT)に気をつけよう!
 暑さ指数(WBGT・湿球黒球温度)とは、人間の体の熱バランスに影響のある、①気温、②湿度 ③輻射熱の3つの要素をとりいれた熱中症の危険度に対する指標です。単位は、気温と同じ「℃」での表示ですが、その意味するところはかなり違ってきます。
 
 感覚的に気温がそれほど高くなくとも、湿度が高いと危険度が増していきます。また、輻射熱とは、例えば真夏の熱せられたアスファルト道路の上にいるとその照り返しでより暑く感じたり、また太陽光を直接受けるほうが、すぐそばの日陰より数段暑く感じるのも、この輻射熱効果です。
 

 この3つの要素のうち、気温の効果:湿度の効果:輻射熱の効果 = 172 と言われています。湿度が一番のキーファクターで、湿度が高いと、体から汗が蒸発しにくくなり、体の中にこもった熱を空気中に発散することが困難になってきます。
 環境省の熱中症予防情報サイトでは、エリアや時刻別の暑さ指数予測を知ることができます。
横浜YMCA 健康運動指導士 北田純一